
CDP(カスタマーデータプラットフォーム)の必要性
顧客理解のため
B2BビジネスでもB2Cビジネスでも、お客様はサービスの選定・購入に関してWebサイトやアプリを多用しています。
webサイトやアプリが使われればそこにデータが発生します。
また、企業は展示会やセミナ、Web広告、お客様アンケート等の活動を実施しています。
そこでもお客様に関連したデータが日々発生しています。さらに、自社へのお問合せは電話やWebフォームで行われています。
ここでも日々データが作られています。
これらのデータが分散されているままでは、企業はお客様の状況を正しく把握できません。
お客様の意向の変化もとらえられません。
これらのデータを一か所にまとめ共通のID(顧客ID等)で紐づければ、お客様を多面的に理解することが可能になります。
データをまとめるための箱、それがCDPです。
その箱の中に格納されたデータを使ってお客様の状況を可視化しお客様を理解する。
そのためにCDPがどうしても必要と当社は考えます。
施策精度を上げるため
顧客理解が進めば、お客様のお悩みや課題毎に自社の解決案を提案できます。
お客様が欲しい時に、欲しい情報を届けられる確率が上がります。
例えば、自社の商品はAという機能とBという機能がある場合、Aという機能に興味があるお客様にはA機能にそったストーリーをご説明することでお客様の興味関心はあがります。
そのために、CDPに蓄積された情報を利用するのです。
来るべきAI社会に備えるため
今後AIが活用される範囲は拡大を続けます。しかし、AIが判断の基準を作るのに最も必要な情報はデータです。
データが少なければ正しい判断ができません。AIを将来的に実装するために、データを今から1つのデータベース(CDP)に蓄積しておく。十分なデータが蓄積されていれば、将来のAI導入のスピードが加速するのは間違いありません。
AI導入により、今までの以上の顧客体験をお客様に提供するためにも、データを貯める箱としてあらゆるデータをまとめて格納するCDPが必要と当社では考えています。
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