2019年11月27日、弊社はDEVELTAをリリースしました。その目的は、企業のデータ活用を促進し、データカルチャーを社会に浸透させたいためです。
今回はサービス名DEVELTA(ディベルタ)の由来と今後の展望についてお話していきます。
DEVELTA(ディベルタ)の由来
DEVELTAは「Develop=発展する」+ 「Data Culture=データの文化圏」を掛け合わせた造語です。データカルチャーを発展させるという意味を持ちます。
DEVELTAのロゴの形は将棋の駒のような形をしています。将棋は常に相手の行動の先を読み、最適な行動をとり続けなければなりません。
「詰将棋」という言葉をご存じでしょうか。
詰将棋とは、すでに配置された駒の局面から王将を詰めるパズルのことです。企業はそれぞれのステージに立っており、その場所からどうすれば勝ちにいけるかを探っています。
また、ロゴは右上を向いています。これは未来の明るさを象徴しています。「データカルチャーの未来は明るい」そのような意味を表現しました。
弊社はDEVELTAを通じて企業の状況・目的に適したデータ活用方法を提案し、並走しながらビジネスを加速させるブースターとなる存在を目指しています。
DEVELTA立ち上げの背景
弊社はこれまでCRMサービス「クライゼル」を通してお客様のCRM活動・メールマーケティング支援を行ってまいりました。これまで10年以上サービスを提供していく中で、企業が持つデータの所在がバラバラであったり、データはあるが活用できていなかったりというような課題が多くみられました。
それもそのはずで、各企業・各部署ごとに用いているツールやデータベースが異なるため、入り口も違うし出口も違う状態が起きています。
たとえば、営業チームであれば商談管理に使うSFAや名刺管理ツール、マーケティングチームであれば、MA(マーケティングオートメーション)やGoogle AnalyticsやGoogle広告など、部署ごとに利用目的が異なるツールを導入しています。
そうすると、これらのツールで扱うデータはそのツール内、もしくは一部ツールでの連携でしかデータを統合することができません。
このようなデータの所在が分断された状態(=サイロ化)を解決し、企業が保持しているデータを有効活用できる仕組みを提供できれば、企業はより効率的かつ効果的に企業活動ができるとともに、消費者と企業の間で生じていたゆがみ(過剰な広告やメルマガなど)を解消できるのではないかと考えました。
こうして立ち上がったのが、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)サービス「DEVELTA」です。
CDPは企業内のありとあらゆる情報を統合し、データを軸としたマーケティング・営業・サポートなどの活動を最適化させることができます。
なぜトライコーンがCDPを提供するのか
元来企業のデータ活用に課題を感じていたというのは先ほど述べましたが、もう一つ理由があります。
それは、弊社はCRMサービスを通じて10年以上、お客様が持っている個人情報をお預かりし、管理していた実績と、お客様の個人情報を適切かつ厳重に管理する仕組みを構築・維持するための投資を惜しまなかった事実があるためです。
昨今、個人情報保護の厳格化が進んでおり、データ活用と個人情報の適切な管理が切っても切れない関係になっています。
世界ではGAFAをはじめ中国企業の躍進がすさまじく、「データは次世代の石油」とまでよばれています。
これはうまくデータを加工すれば、莫大なエネルギーを生みますが、一歩間違えば大爆発を引き起こす可能性も秘めているとも受け取れます。
弊社はこれまで蓄積してきたセキュリティ対策のノウハウを皆さまに提供するとともに、どうすればデータを活用してビジネスに活かすことができのかを一緒に考えてまいります。
今後の展望
私どもは企業のデータカルチャーをつくっていくこと、そして消費者とノイズのないコミュニケーションを実現することを支援してまいります。
これらを実現するために皆さまの声に真摯に向き合い、機能改善・サポート体制の充実性をすすめてまいります。
これからDEVELTAをはじめ、トライコーン株式会社をどうぞよろしくお願いいたします。